おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと

単行本 – 2002/10
池川 明 (著)

53パーセントの子どもが「胎内の記憶」を、42パーセントの子どもが「出産時の記憶を口にした」—産婦人科医の聞き取り調査をもとにした胎内記憶の証言集。

商品説明
「胎内記憶」という言葉をご存知だろうか? 文字通り、母親の胎内にいたときの記憶である。日本では、1990年代の半ば以降にテレビなどで取り上げられて初めて知ったという人も多いだろう。あるいは「胎内記憶」は知らなくても、「胎教」という言葉はもう少しポピュラーかもしれない。おなかの中の赤ちゃんにクラシック音楽を聴かせたり、話しかけたりするというものだ。
本書は、産婦人科医である著者が、母親を対象に行った調査から「わが子の胎内あるいは出産時の記憶」をまとめたものである。1~6才ぐらいの子どもたちがそれぞれに語る「おなかの中にいたときのこと」「生まれたときのこと」。

「いつもおどっていたんだよ。あー、ママのおなかにもどりたいなー。」など、子どもたちの言葉はすなおで、やさしいリズムの詩(うた)のようだ。見開き2ページに1篇の詩とやわらかなイラストという構成。実際の妊娠中の様子なども母親の言葉で添えられていて興味深い。

生命のつながりと誕生の不思議。子どもたちの記憶は果たして本当に胎内にいたときのものなのか? 「胎内記憶」はまだまだ解明されていないが、それでも子どもたちからのメッセージは、生まれる前も生まれてからも、親が子に話しかけること、抱きしめることの大切さを訴えている。おなかの中には母親以外の声もちゃんと届く。周囲のみなさん、一緒に読んで赤ちゃんに話しかけてくださいね。(佐伯秀子)

著者からのコメント
胎内記憶はあかちゃんとのコミュニケーションに役立ちます おなかの中の記憶や生まれたときの記憶を持っているお子さんのお話をまとめました。
それぞれはほんの一言なのですが、色々なことを教えてくれます。
それに気がつくと、妊娠中からお母さん、お父さんと赤ちゃんとのコミュニケーションが大切なことが、とてもよくわかるようになります。
おなかのなかからコミュニケーションをとれると、育児もずっと楽になります。
これからお産する人にぜひ読んでいただき、おなかの赤ちゃんの感じていることを一緒に感じて頂きたいと思います。

内容(「BOOK」データベースより)
胎内記憶がある子53%、出産時の記憶がある子41%。子どもたちが話してくれた不思議な「記憶」の世界。

内容(「MARC」データベースより)
「おなかの中でいつもおどっていたんだよ」。1~6歳までの子どもにきいた、生まれたときの記憶、胎内での記憶。その話を子どもがしたときの状況や、実際のお産の様子などを母親が補足する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池川/明
1954年東京都生まれ。帝京大学医学部大学院卒。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1987年横浜市に池川クリニックを開設。現在に至る。2001年9月、全国保険医団体連合医療研究集会で「胎内記憶」について発表したのが、新聞などで紹介され話題となる。現在、お産を通して、豊かな人生を送ることが出来るようになることを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

単行本: 77ページ
出版社: リヨン社 (2002/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4576021532
ISBN-13: 978-4576021539
発売日: 2002/10
商品パッケージの寸法: 16.4 x 12.8 x 1.2 cm